この記事ではトレーディングビューの導入方法から使い方までを1から解説していきます。
高機能で使いやすく、FXにおいてさまざまな分析が可能なトレーディングビュー。
そんなトレーディングビューも使いこなすことができなければ、せっかくの機能も宝の持ち腐れになっちゃいますよね。
トレーディングビューは他のチャートツールとは一線を画す、ハイスペックでかつ初心者にとっても使いやすい画期的な神ツールです。
なのでその機能を余すところなく使えるようになって、よりハイレベルな分析をしていけば、あなたのFXスキルもグングン上がっていきます。
というわけでこの記事では、以下について解説します。
- トレーディングビューの導入方法
- トレーディングビューの基本操作
- トレーディングビューの便利機能
この記事を読めば、トレーディングビューの使い方をマスターできますので、サクサク分析ができるようになり、ムダな時間をなくすことができます。
さらにFXのチャート分析の質を上げることもできますので、ぜひ最後まで読んでくださいね。
それでは早速いきましょう。
トレーディングビューの導入方法
まずはトレーディングビューの導入方法から解説していきます。
すでに準備ができている方は、飛ばしてもらってOKです。
トレーディングビューを導入する際に、やることは2つあります。
- ログインをする
- プランを決める
上記です。
それでは1つずつ見ていきましょう。
導入方法① ログインをする
まずは自分の専用アカウントでログインをしましょう。
トレーディングビューはアカウントをとらなくても使用することはできます。
しかし、アカウントがないと分析したチャートを保存できないので、毎回1からのスタートになっちゃいます。
水平線やトレンドライン、インジケーターなど、チャートに書き込んだものはその都度保存していきたいですよね。
なので、まずはIDとパスワードを設定し、分析内容を保存できるようにしておきましょう。
トレーディングビューは新規でアカウントを取らなくてもログインできる
トレーディングビューでは以下のアカウントがあれば、IDとパスワードを設定する必要がありません。
- Yahoo
- Apple
上記アカウントでログインできます。
もしこれらのアカウントをもっていないのであれば、Eメールのアドレスと設定したパスワードを入力して、新規のアカウントをとるようにしてください。
導入方法② プランを決める
ログインができたら次にプランを決定しましょう。
ちなみにトレーディングビューには4つのプランがあります。
- BASICコース(無料)
- PROコース(有料)
- PRO+コース(有料)
- PREMIUMコース(有料)
上記のとおりですが、
とりあえずは最初は無料のBASICコースを使ってみてください。
無料のBASICコースには機能に制限がある
トレーディングビューのBASICコースは無料で使えますが、さすがにタダなのでこのコースにはいろんな制限が設けてあります。
主なところでいくと、
- 広告が表示される
- インジケーターが1度に3つまでしか表示できない
この2つが1番キツいところですかね。
逆に言うと、この2つの制限があっても全然問題ない方は無料コースを使えばOKです。
ちなみにトレーディングビューの有料版と無料版の違いについては以下の記事で詳しく解説してますので、気になる方は読んでみてください。
初心者におすすめはPROコース
無料コースだとちょっと物足りないなという方で、なおかつFXの初心者の方であればPROコースがおすすめです。
なお、PROコースの価格など詳細を確認したいという方は以下の記事を読んでみてください。
トレーディングビューの有料コースは無料体験ができる
トレーディングビューには3つの有料コースがあるとお伝えしましたが、
これらは全て30日間の無料体験ができます。
以下のリンクから申し込みができますので、有料コースを無料で試してみたい方はこちらからどうぞ。
トレーディングビューの基本操作
それではここからトレーディングビューの基本操作に入っていきます。
FXのチャート分析をする上での最低限の操作を解説しますので、まずはこちらを実践してみてください。
今回は3つの基本操作をご紹介します。
- 時間足の設定方法
- インジケーターを表示する方法
- 描写ツールを使う方法
では1つずつ見ていきましょう。
時間足の設定方法
まずは時間足を設定します。
最初に画面左上にある上記をクリック。
そうするとこのように時間足が表示されますのでここから見たい時間足を選択すればOK。
右側に星マークがありますので、ここをクリックすればお気に入り登録されます。
よく見る時間足は登録しておくと便利ですよ。
直接入力して時間足を設定する方法
画面を開いた状態で、直接キーボードの数字を入力する方法でも時間足を設定できます。
このように分単位で数字を入力すれば、時間足を切り替えることができます。
✅ お気に入り登録 or 直接入力
どちらかやりやすい方法で時間足を設定してください。
インジケーターを表示する方法
次にインジケーターを表示させましょう。
上記を選択すれば、内臓されているインジケーターが表示されます。
ちなみにこちらもお気に入り登録ができますので、よく使うものは登録しておくと便利です。
こんな感じでカーソルを合わせると星マークが出てきますので、クリックすれば登録完了です。
表示・非表示の切り替えができる
インジケーターはワンクリックで表示・非表示の切り替えができます。
画面左上にあるこちらのボタンをクリックすると、表示・非表示の切り替えができます。
インジケーターはあまりたくさん表示すると見づらいので、状況に応じてこのボタンで非表示にすると見やすくなります。
描写ツールを使う方法
それではここから描写ツールを使う方法を解説します。
最も基本的な3つの方法をご紹介しますね。
- フリーハンドで書き込む
- 水平線を引く
- トレンドラインを引く
上記です。
では、1つずつ見ていきましょう。
フリーハンドで書き込む
描写ツールは画面左側にあるツールバーを使っていきます。
こちらですね。
フリーハンドで書き込む場合は、こちらのボタンをクリックします。
実際に描いてみるとこんな感じです。
フリーハンドの使い方としては、
- 思い浮かんだことを書き出す
- チャートをなぞる
主にこの2つになるかと思います。
重要な高値や安値に印をつけたり、頭の中のイメージを書き出したりすると、理解が深まり分析の精度も上がります。
またチャートをなぞるのもいいです。
ただ見るだけだとあまり状況が分かりませんが、チャートを上からなぞるだけでどんな動きをしているのか頭の中が整理できるんですよね。
解説動画とかを撮っている方、あるいはこれからYouTubeでチャート分析の動画をUPしたいという方にとっても、フリーハンドの書き込みは便利だと思います。
水平線を引く
次に水平線を引いていきます。
FXのトレードにおいて、水平線を引くのは何より効果的な分析方法です。
トレーディングビューはこの水平線の引きやすさがバツグンです。
まずは上記のボタンをクリックします。
あとは、画面上の水平線を引きたい箇所をワンクリックするだけ。
一瞬できれいな水平線が引けます。
色や太さの調整については、水平線上で右クリックした後に「設定」を選択すれば、
上記のような画面が表示されます。
ここで調整すればOKです。
水平線についてはマジで最高に引きやすくてストレスフリーです。
トレンドラインを引く
そして最後にトレンドラインを引く方法をご紹介しておきますね。
やり方は基本的に水平線と同じです。
上記のようにトレンドラインを選択して、あとは始点と終点をクリックすれば、
このように一直線のトレンドラインがきれいに引けます。
こちらもめっちゃ簡単です。
他にも質の高い描写ツールが盛りだくさん
トレーディングビューの描写ツールは他にも、
✅ エリオット波動
✅ フィボナッチリトレースメント
✅ ボックスやチェネルライン
などなど。
見やすい描写ツールがてんこ盛り。
トレーディングビューの便利機能
では基本操作の応用編として、便利機能の方も解説していきます。
トレーディングビューは便利な機能がたくさんあって、それこそ使いきれないほどの機能がありますが、中でも僕が実際によく使っているものをご紹介します。
今回ご紹介する便利機能は以下3つです。
- チャートを比較する機能
- アラート機能
- ファンダメンタルズ情報の表示機能
上記のとおり。
1つずつ見ていきましょう。
チャートを比較する機能
まず1つ目がチャートを比較する機能です。
こちらは画像を見ていただければ分かりますが、
このように1つの画面に複数のチャートを重ねて表示することができます。
これは超便利ですね。
相関性の高いチャートは同時に表示するとよい
僕は基本的にドル円以外ほとんどトレードをしませんが、ドル円の分析をする際に、
- ドルインデックス
- 円指数
- アメリカの10年債利回り
このあたりの値動きが大きな手がかりとなります。
なぜならドル円はこれらのチャートと相関性が極めて高いからです。
これらのチャート画面を1つ1つ開いていたら時間もかかりますし、何より比較ができないですよね。
なので1つの画面にまとめて表示できると分析効率が爆上がりするんです。
その結果、より精度の高い予測ができるようになるというわけですね。
デスクトップ用アプリを使うとさらに便利
トレーディングビューにはデスクトップアプリというPC用のアプリが無料でついています。
こちらですね。
デスクトップアプリはホーム画面の上記からインストールできます。
デスクトップアプリはクラウド上で使うよりもサクサク動きますので、その点が大きなメリット。
さらにタブごとにチャートレイアウトを複数保存できるので、チャートの切り替えがめちゃくちゃスムーズになります。
こんな感じで保存ができます。
ちなみに僕の場合は以下の5つを保存しています。
- ドル円のインジケーターがついたもの
- ドル円と他のチャートを比較したもの
- ドルインデックス
- 円指数
- ビットコン/JPY
上記です。
先ほど他のチャートと1つの画面上で比較できるというメリットをお伝えしましたが、そこにインジケーターまで表示してしまうとチャートがぐっちゃぐちゃになってしまいます。
なのでチャートを比較したものとインジケーターを表示するものはそれぞれ分けて保存しておくとものすごく分析がしやすいんですよね。
同じドル円のチャートでも、
✅ 他のチャートと比較したもの
✅ インジケーターを表示したもの
これらを分けて保存して、タブごとで画面を切り替えるとめちゃくちゃ便利に使えます。
複数のチャートレイアウトを保存するには?
上記画像のようにデスクトップアプリを使って複数のチャートレイアウトを保存するには、有料プランに入る必要があります。
この機能ははめちゃくちゃ便利なので、さすがにタダではやらせてもらえないですねw
ちなみにチャートレイアウトの保存数は以下のとおりです。
BASICコース(無料) | PROコース(有料) | PRO+コース(有料) | PREMIUMコース(有料) |
---|---|---|---|
1個 | 5個 | 10個 | ∞ |
このように保存できる数に上限があります。
グレードを上げるとそれなりにお金がかかるので、そのあたりは価格とのバランスを見て決めればOKって感じです。
いずれにせよ、チャートレイアウトを5個以上保存したいという方はPROコース以上の契約が必要となります。
なお、トレーディングビューの価格については以下の記事にまとめてますので、気になる方はチェックしてみてください。
アラート機能
トレーディングビューの便利機能2つ目はアラート機能です。
これはそのままなんですが、チャートが設定した価格に差し掛かったところでアラートが出るというものです。
例えばこのように、水平線で右クリックをするとポップアップが表示されます。
後は上記の画面で設定をすればOKです。
アラート機能を使う際はスマホアプリが便利
アラート機能を設定していても、それに気づかなかったら全くアラートの意味がないですよね。
PCのポップアップ表示などのアラートが設定できますが、普段から自分のPCに貼りついている人なんてそんなにいないと思います。
なのでスマホにアラートの通知がいくように設定しておくと、アラートに気づくことができます。
スマホアプリは、
✅ adroidの方はGooglePlayストア
✅ iPhoneの方は、アップルストア
上記からインストールしてください。
ちなみにこちらがトレーディングビューのスマホ画面です。
めっちゃきれいですよね。
しかもPCと同期できるので超便利。
トレーディングビューを使うならスマホアプリを入れておくとさらに快適になりますよ。
トレーディングビューで直接注文したい方は
トレーディングビューにはアラート機能がついていて便利ではありますが、あくまでお知らせをしてくれるだけになります。
つまり指値注文や逆指値注文など、その価格に達したら自動的に発注してくれる機能はついていないということです。
しかし、ブローカーを利用することで、トレーディングビューで注文することも可能。
この方法については以下の記事で詳しく解説をしていますので、もしトレーディングビューを使って直接取引をしたいのであれば、こちらを読んでみてください。
ファンダメンタルズ情報の表示機能
そして最後にご紹介する便利機能が、ファンダメンタルズ情報の表示機能です。
上記のとおり、画面右側のニュースボタンをクリックするとヘッドラインが表示されます。
ヘッドラインをクリックすると、このように詳細情報が出てきます。
FXの取引においてはファンダメンタルズ情報はマジで重要です。
テクニカル分析だけでトレードをする人も多いですが、大局をつかんだり長期目線でトレードをする際はファンダメンタルズが不可欠になります。
なのでできるだけ効率的に情報を集めたいですよね。
トレーディングビューはファンダメンタルズの情報ががチャート画面上で見れるのでホントに楽ちん。
もちろんこれだけの情報で全てが事足りるというわけではないですが、トレーディングビューのニュースを見るだけでもかなりファンダ分析の精度は上がります。
ちなみに、FXにおけるファンダメンタルズ情報の収集については、トレーダーズwebというサイトがおすすめです。
要人発言やオプションの情報など、カテゴリーごとに分けてあるので見やすいですよ。
参考までに。
最後に
トレーディングビューの導入方法から使い方まで、解説をしてきましたがいかがだったでしょうか。
トレーディングビューにはこれ以外にもたくさんの機能がついています。
これらを使いこなせるようになればFXライフが充実することは間違いありませんので、ぜひいろんな機能を試してみてください。
先ほどもお伝えしましたが、有料版の30日間無料体験ができます。
なのでまずはこちらを試してみるといいかなと思います。
では、今回はこの辺で。