この記事では、FXにおいて大口投資家がどんなトレードをしているのかを、詳しく解説していきます。
FXのトレードをする際に欠かせないのが、大口投資家の動きを把握すること。
マーケット参加者のほとんどがいわゆる「大口」と呼ばれる投資家です。
つまり、相場を動かしているのは彼らなんです。
大口投資家の動きを理解しているのとしてないのでは、FXのトレードにおいて大きな差が出てきます。
というわけで、この記事では以下について解説していきます。
- 大口投資家の種類
- 大口投資家はどんな行動をとっているのか?
- 大口投資家の対策
上記です。
この記事を読めば、FXにおいてダメなエントリーポイントなどが分かり、さらに有利にトレードをできるようになります。
なので、
✅ 「いつも高値で買っちゃって焼かれしまう!」
こういった方はぜひ最後まで読んでください。
その理由が分かりますので。
それでは早速いきましょう。
動画で見たいという方は、↓↓↓こちらをどうぞ。
大口投資家の種類
まずは大口投資家にはどんな種類があるのかを解説していきます。
大きく分けて3つあります。
- ヘッジファンド
- 機関投資家
- 実需筋
上記のとおりです。
それでは順に見ていきましょう。
ヘッジファンド
「ヘッジ」というのは「回避」という意味で、彼らは常にリスクを回避しながら売買をしています。
ヘッジファンドは「投機筋」と呼ばれることもありますね。
彼らがやっていることは我々と全く同じで、単純にガッツリFXをやってるだけです。
つまり、我々個人投資家にとって最大のライバルになるというわけです。
ヘッジファンドの動き
ヘッジファンドは、常に利益を追い求めるプロの投機集団です。
そして、彼らは我々のような個人トレーダーをターゲットとし、悪い言い方をすれば弱者から搾取することで収益を上げています。
なぜならFXのトレードはゼロサムゲームだからです。
FXでは市場参加者が全員儲かるなんてことはありえません。
誰かの損失が誰かの利益になる。
それがFXです。
というわけでヘッジファンドはどのようにして利益を得ているのか、そのあたりを詳しく見ていきましょう。
ヘッジファンドの動きを知るには?
「IMM 通貨先物ポジション」という指標を見れば、ヘッジファンドがどのようなポジションをとっているのかをある程度把握できます。
ちなみに上記は、OANDAサイト内にあるIMM 通貨先物ポジションのデータです。
これを見ればヘッジファンドがどこでポジションを仕込んでいるのかが分かるので参考にしてみてください。
ちなみにOANDAはFXに関する情報が豊富なので、かなりオススメです。
口座開設しておくと便利ですよ。
なお、OANDAについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
ヘッジファンドのポジションとり方
ヘッジファンドはレートが動くほどの大きなお金を動かしていきます。
しかし、一気にまとまった資金を投入することはありません。
レンジ相場でコツコツとポジションを仕込んでいくんです。
なぜならFXは出した注文に対する反対注文がなければ約定しないからです。
つまり、たとえば大量の買い注文を出した場合に、それ相応の売り注文がなければ注文自体ができないということです。
仮に約定したとしても、レートが動いてしまって、彼らは損してしまうことになります。
なので、ヘッジファンドは他の投資家に気づかれないように、少しずつ同じポジションの注文を溜めていってるわけです。
ヘッジファンドの利確の仕方
ヘッジファンドは利益の確定においても一気にすることはありません。
何かの拍子にレートが動き出したら少しずつ少しずつ利益を確定していきます。
利益を確定するということは、ポジションを取った時の反対注文を出すということなので、これも一気にしてしまうとレートが逆方向に動いてしまいます。
トレンドの継続中に流れが止まらないよう、少しずつ利益を確定させていき、さらに次の新規注文も入れていきます。
上記のようなイメージですね。
トレンドをが起こるきっかけとしては、ファンダメンタルズ要因の場合もありますし、ヘッジファンドが自ら仕掛ける場合もあります。
一度走り出したトレンドはなかなか止まることはありません。
個人トレーダーの損切りも巻き込みグングン加速していきます。
搾取される投資家というのは、ここで捕まって焼かれているというわけです。
機関投資家
機関投資家に明確な言葉の定義はありませんが、年金基金・社会保険・銀行などがそれにあたります。
ヘッジファンドとの大きな違いは、トレンドに忠実に運用を行う点です。
長期でポジションを保有することが多いですね。
将来性のある金融商品に投資し、基本ロングで資金を増やしていきます。
機関投資家の動き
では次に機関投資家の動きを見ていきましょう。
機関投資家は、国民から預かったお金を運用する大口機関です。
彼らは厳格なルールに基づいて資金を運用しています。
その特徴として、ポートフォリオを組むというルールがあります。
なので、この配分が崩れないよう、売買をしていきます。
資金が大きいだけに、これによってチャートが動くわけというわけですね。
これを「リバランス」と言いますが、月末や四半期末、半期末年度末などに、この動きがあります。
リバランスによるチャートの動きを読むのは、めちゃくちゃ難易度が高いですね。
もちろん深く調べることでリスクヘッジはできますが、とりあえず対策としては、「月末などのトレードには注意する」といった感じになりますね。
実需筋
ヘッジファンド、機関投資家、個人投資家は、大きなくくりで「投機筋」にあたります。
これは市場参加者の実に95%を占めますが、残りの5%が「実需筋」です。
貿易企業などがこれに該当します。
彼らは売買差益を得ることを目的としていません。
基本的には「ドル → 円」や「円 → ドル」などの両替が業務上必要だからやっているだけです。
しかし、その金額が大きいので為替市場にも影響を与えます。
実需筋は投機のプロではないので、常に売買をしてるわけではありません。
とはいえ、両替のタイミングによっては収益に大きな差が出てくるので、ヘッジをしつつ両替をしているといった感じです。
実需筋の動き
実需筋が両替をするのは、たとえば従業員に給料を払う時、あるいは税金を払う時などです。
輸出企業や貿易会社などは、売上をドルでもらうことになります。
そして給与などの支払いをする際に、円で払う必要がありますよね。
なので、こういったタイミングで両替をするわけです。
実需筋も、やはり機関投資家と同じように、月末、四半期末、年度末などに両替をしますので、ここでチャートが大きく動く場合があります。
基本的に実需筋は彼らが必要なタイミングで取引をしますので、この際はテクニカルが全くきかなくなることもありますね。
なのでこちらも月末などのチャートの動きに注意といった感じですね。
FXにおける大口投資家の対策
それではFXにおける大口投資家の対策について解説していきます。
これまでの解説で分かったかと思いますが、
- 機関投資家
- 実需筋
この記事では、FXにおいて大口投資家がどんなトレードをしているのかを、詳しく解説していきます。
FXのトレードをする際に欠かせないのが、大口投資家の動きを把握すること。
マーケット参加者のほとんどがいわゆる「大口」と呼ばれる投資家です。
つまり、相場を動かしているのは彼らなんです。
大口投資家の動きを理解しているのとしてないのでは、FXのトレードにおいて大きな差が出てきます。
というわけで、この記事では以下について解説していきます。
- 大口投資家の種類
- 大口投資家はどんな行動をとっているのか?
- 大口投資家の対策
上記です。
この記事を読めば、FXにおいてダメなエントリーポイントなどが分かり、さらに有利にトレードをできるようになります。
なので、
✅ 「いつも高値で買っちゃって焼かれしまう!」
こういった方はぜひ最後まで読んでください。
その理由が分かりますので。
それでは早速いきましょう。
動画で見たいという方は、↓↓↓こちらをどうぞ。
大口投資家の種類
まずは大口投資家にはどんな種類があるのかを解説していきます。
大きく分けて3つあります。
- ヘッジファンド
- 機関投資家
- 実需筋
上記のとおりです。
それでは順に見ていきましょう。
ヘッジファンド
「ヘッジ」というのは「回避」という意味で、彼らは常にリスクを回避しながら売買をしています。
ヘッジファンドは「投機筋」と呼ばれることもありますね。
彼らがやっていることは我々と全く同じで、単純にガッツリFXをやってるだけです。
つまり、我々個人投資家にとって最大のライバルになるというわけです。
ヘッジファンドの動き
ヘッジファンドは、常に利益を追い求めるプロの投機集団です。
そして、彼らは我々のような個人トレーダーをターゲットとし、悪い言い方をすれば弱者から搾取することで収益を上げています。
なぜならFXのトレードはゼロサムゲームだからです。
FXでは市場参加者が全員儲かるなんてことはありえません。
誰かの損失が誰かの利益になる。
それがFXです。
というわけでヘッジファンドはどのようにして利益を得ているのか、そのあたりを詳しく見ていきましょう。
ヘッジファンドの動きを知るには?
「IMM 通貨先物ポジション」という指標を見れば、ヘッジファンドがどのようなポジションをとっているのかをある程度把握できます。
ちなみに上記は、OANDAサイト内にあるIMM 通貨先物ポジションのデータです。
これを見ればヘッジファンドがどこでポジションを仕込んでいるのかが分かるので参考にしてみてください。
ちなみにOANDAはFXに関する情報が豊富なので、かなりオススメです。
口座開設しておくと便利ですよ。
なお、OANDAについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
ヘッジファンドのポジションとり方
ヘッジファンドはレートが動くほどの大きなお金を動かしていきます。
しかし、一気にまとまった資金を投入することはありません。
レンジ相場でコツコツとポジションを仕込んでいくんです。
なぜならFXは出した注文に対する反対注文がなければ約定しないからです。
つまり、たとえば大量の買い注文を出した場合に、それ相応の売り注文がなければ注文自体ができないということです。
仮に約定したとしても、レートが動いてしまって、彼らは損してしまうことになります。
なので、ヘッジファンドは他の投資家に気づかれないように、少しずつ同じポジションの注文を溜めていってるわけです。
ヘッジファンドの利確の仕方
ヘッジファンドは利益の確定においても一気にすることはありません。
何かの拍子にレートが動き出したら少しずつ少しずつ利益を確定していきます。
利益を確定するということは、ポジションを取った時の反対注文を出すということなので、これも一気にしてしまうとレートが逆方向に動いてしまいます。
トレンドの継続中に流れが止まらないよう、少しずつ利益を確定させていき、さらに次の新規注文も入れていきます。
上記のようなイメージですね。
トレンドをが起こるきっかけとしては、ファンダメンタルズ要因の場合もありますし、ヘッジファンドが自ら仕掛ける場合もあります。
一度走り出したトレンドはなかなか止まることはありません。
個人トレーダーの損切りも巻き込みグングン加速していきます。
搾取される投資家というのは、ここで捕まって焼かれているというわけです。
機関投資家
機関投資家に明確な言葉の定義はありませんが、年金基金・社会保険・銀行などがそれにあたります。
ヘッジファンドとの大きな違いは、トレンドに忠実に運用を行う点です。
長期でポジションを保有することが多いですね。
将来性のある金融商品に投資し、基本ロングで資金を増やしていきます。
機関投資家の動き
では次に機関投資家の動きを見ていきましょう。
機関投資家は、国民から預かったお金を運用する大口機関です。
彼らは厳格なルールに基づいて資金を運用しています。
その特徴として、ポートフォリオを組むというルールがあります。
なので、この配分が崩れないよう、売買をしていきます。
資金が大きいだけに、これによってチャートが動くわけというわけですね。
これを「リバランス」と言いますが、月末や四半期末、半期末年度末などに、この動きがあります。
リバランスによるチャートの動きを読むのは、めちゃくちゃ難易度が高いですね。
もちろん深く調べることでリスクヘッジはできますが、とりあえず対策としては、「月末などのトレードには注意する」といった感じになりますね。
実需筋
ヘッジファンド、機関投資家、個人投資家は、大きなくくりで「投機筋」にあたります。
これは市場参加者の実に95%を占めますが、残りの5%が「実需筋」です。
貿易企業などがこれに該当します。
彼らは売買差益を得ることを目的としていません。
基本的には「ドル → 円」や「円 → ドル」などの両替が業務上必要だからやっているだけです。
しかし、その金額が大きいので為替市場にも影響を与えます。
実需筋は投機のプロではないので、常に売買をしてるわけではありません。
とはいえ、両替のタイミングによっては収益に大きな差が出てくるので、ヘッジをしつつ両替をしているといった感じです。
実需筋の動き
実需筋が両替をするのは、たとえば従業員に給料を払う時、あるいは税金を払う時などです。
輸出企業や貿易会社などは、売上をドルでもらうことになります。
そして給与などの支払いをする際に、円で払う必要がありますよね。
なので、こういったタイミングで両替をするわけです。
実需筋も、やはり機関投資家と同じように、月末、四半期末、年度末などに両替をしますので、ここでチャートが大きく動く場合があります。
基本的に実需筋は彼らが必要なタイミングで取引をしますので、この際はテクニカルが全くきかなくなることもありますね。
なのでこちらも月末などのチャートの動きに注意といった感じですね。
FXにおける大口投資家の対策
それではFXにおける大口投資家の対策について解説していきます。
これまでの解説で分かったかと思いますが、
- 機関投資家
- 実需筋
この2者については、とにかく月末、四半期末、年度末などの節目に注意しておきましょう。
で、問題はヘッジファンドです。
ここが1番厄介なんですよね。
なので、ヘッジファンドについてはもう少し深堀りして解説をします。
ヘッジファンドにカモられないための対策
ヘッジファンドは、常に我々個人トレーダーの一歩先を読んでポジションをとっています。
なので何も考えずに、感情の赴くがままにトレードをしていると、絶対に焼かれるようになっています。
なぜなら彼らはそういう人たちの行動を読んだ上でポジションをとっているからです。
ではどのような対策をしたらよいのでしょうか。
これについては、結論、
✅ 流れに逆らわず、ヘッジファンドに追随していく
これしかありません。
つまり、感情的になってエントリーするトレーダーの心理を考えながら、その人たちが損切りするような局面で利益をとっていく。
こういった思考でトレードをしていきましょう。
もちろん、そんなに簡単ではないです。
個人トレーダーは自分から仕掛けることができませんし、大金を転がすこともできません。
なので基本、個人投資家の王道手法としては、トレンドフォローになります。
安易に逆張りをしたり飛び乗りをしたりせずに、損切りを巻き込むようなトレンドを見極めて、乗っかっていきましょう。
最初は難しいかもしれませんが、少しずつ感覚がつかめていきますので。
こういったことを意識しながらトレードをしてみてください。
最後に
FXにおける大口投資家の行動とその対策について解説をしてきましたが、いかがだったでしょうか。
少し難しかったかもしれませんが、このことを意識しながらトレードをすると、勝率もグッと上がりますので、ぜひ今後のトレードに生かしていってください。
それでは、今回はこの辺で。
この2者については、とにかく月末、四半期末、年度末などの節目に注意しておきましょう。
で、問題はヘッジファンドです。
ここが1番厄介なんですよね。
なので、ヘッジファンドについてはもう少し深堀りして解説をします。
ヘッジファンドにカモられないための対策
ヘッジファンドは、常に我々個人トレーダーの一歩先を読んでポジションをとっています。
なので何も考えずに、感情の赴くがままにトレードをしていると、絶対に焼かれるようになっています。
なぜなら彼らはそういう人たちの行動を読んだ上でポジションをとっているからです。
ではどのような対策をしたらよいのでしょうか。
これについては、結論、
✅ 流れに逆らわず、ヘッジファンドに追随していく
これしかありません。
つまり、感情的になってエントリーするトレーダーの心理を考えながら、その人たちが損切りするような局面で利益をとっていく。
こういった思考でトレードをしていきましょう。
もちろん、そんなに簡単ではないです。
個人トレーダーは自分から仕掛けることができませんし、大金を転がすこともできません。
なので基本、個人投資家の王道手法としては、トレンドフォローになります。
安易に逆張りをしたり飛び乗りをしたりせずに、損切りを巻き込むようなトレンドを見極めて、乗っかっていきましょう。
最初は難しいかもしれませんが、少しずつ感覚がつかめていきますので。
こういったことを意識しながらトレードをしてみてください。
最後に
FXにおける大口投資家の行動とその対策について解説をしてきましたが、いかがだったでしょうか。
少し難しかったかもしれませんが、このことを意識しながらトレードをすると、勝率もグッと上がりますので、ぜひ今後のトレードに生かしていってください。
それでは、今回はこの辺で。