どうもTOSHIです。
今回はファンダメンタルズ分析のやり方について解説していきます。
FXではテクニカル分析をメインでやっている人がほとんどです。
なぜならファンダメンタルズ分析ってちょっとめんどくさいから。
何かファンダメンタルズって、金利がどうだ経済がどうだってちょっととっつきにくいですよね。
なのでどうしてもテクニカルだけでトレードをやってしまいがち。
テクニカル100%のトレード法で成果を上げている人もいるので、決してその方法を否定するわけではありません。
ですが、ファンダメンタルズも知っておいたほうが確実に勝率は上がります。
というわけでこの記事ではFXにおけるファンダメンタルズ分析のやり方について解説をしていきます。
初心者の方にでも分かるように、ポイントを絞って分かりやすく解説していきますので、ファンダメンタルズ分析を学びたい方はぜひ最後までおつきあいください。
この記事を読んでもらえれば、FXの結果に結びつく知識が身につくことをお約束します。
では前置きはこのくらいにして、早速行きましょう。
FXのファンダメンタルズ分析のやり方
FXにおいてファンダメンタルズ分析をやる意味とは何でしょうか?
答えは相場の大きな流れを把握するためです。
言い換えると、環境認識をするためにファンダメンタルズ分析は必要だということです。
テクニカル分析でも環境認識はできますが、これだけでは根拠が薄い。
大きなニュースや要人発言で、テクニカルが全く効かなくなることは多々あります。
トレードをしていると、なぜか急に暴落が起こったり、逆に一気に相場が暴騰したりすることがありますよね。
これらは全て、背景に何らかファンダメンタルズ要因が絡んでいるんです。
そしてその要因を起点に相場の流れが変わることがよくあります。
なので相場が動く背景に何が起こっているのかを把握し、そしてその情報をもとにチャートの大局を掴むことこそが、ファンダメンタルズ分析の主な目的になるわけです。
というわけで、ここからはファンダメンタルズ分析の具体的なやり方を解説していきます。
ですがその前に、FX初心者の方向けに無料テキストを1冊ご紹介しておきます。
こちらはメルマガ登録者数23万人の投資スクール「FPO」の教材です。
かなり充実した内容になってますので、一読しておくことをおすすめします。
繰り返しますが、こちらは完全無料です。
一切お金はかかりません。
なのでFXの基本を学びたい方は、まず最初にこちらを読んでいただけるといいなかと思います。
では話を戻しますが、ファンダメンタルズ分析のやり方は大きく分けて2つあります。
- 経済指標を見る
- ニュースを見る
以上です。
それでは1つずつ見ていきましょう。
経済指標を見る
FXのファンダメンタルズ分析のやり方、1つ目は経済指標を見るということです。
経済指標(Economic Indicators)とは、経済全体の状況や企業及び家計などの部門別・分野別活動などを示す指標である。
引用元:みずほ証券
経済指標とは、かんたんに言うと経済状態をいろんな角度から数値化したものです。
基本的には国別で経済指標は発表されます。
✅ アメリカ、日本、イギリス、EU、ドイツ、中国etc…
それぞの国の経済指標があります。
経済指標もいろんなものがあり、さらに国別となるとかなりの数の指標がありますので、全部チェックしていてはとてもじゃないですがいくら時間があってもたりません。
なので、経済指標は絞って見るようにしましょう。
基本的に初心者の方は、アメリカの経済指標だけを見ておけばOK。
なぜならアメリカの経済指標は世界経済に与える影響が最も大きいからです。
さらにアメリカの経済指標の中でも、次の3つの指標が最も重要になります。
- 雇用統計
- 消費者物価指数(CPI)
- FOMC(FRB政策金利)
上記です。
まずはこの3つの指標を毎回チェックしていきましょう。
そして結果が出た後の反応を見つつ、ポジションをとっていけばOK。
ただし、これらの経済指標が発表された直後はチャートが乱高下しますので、ある程度値動きが収まったあとにエントリーしたほうがよいでしょう。
これをやるだけでFXの勝率は大きく違ってきます。
ちなみに経済指標を見るのであれば、マネックス証券の経済指標カレンダーが見やすいのでオススメです。
というわけ、この3つの経済指標について、詳しく解説していきますね。
雇用統計
重要な経済指標、1つ目は雇用統計です。
雇用統計とはその名のとおり、雇用の状態を数値化したもの。
雇用統計の中にも大きく分けて2つの項目があります。
- 失業率
- 非農業部門雇用者数
この2つです。
アメリカの雇用統計は毎月第1週の金曜日、夏時間で21:30、冬時間で22:30に発表されます。
ここで失業率が上がったか下がったか、また非農業部門の雇用者数が増えたか減ったかを確認します。
この数字がどのように動いたか、またそれによって相場がどう反応したかを毎回チェックしていれば、だんだん相場の動きが読めるようになってきますよ。
消費者物価指数(CPI)
重要な経済指標、2つ目は消費者物価指数(CPI)です。
こちらも毎月発表されます。
消費者物価指数(CPI)とは、国民が購入する物やサービスの価格を指数化したものです。
消費者物価指数(CPI)は、
- 総合指数
- コア指数
上記の2つに分けられます。
総合指数は全体の数字で、コア指数は生鮮食品など価格変動の大きいものを除いたものになります。
特にコアの数字は重要ですのでチェックしておきましょう。
FOMC(FRB政策金利)
重要な経済指標、3つ目はFOMCです。
FOMCとは、アメリカFRB(中央銀行)の政策金利の決定会合のことです。
ここでアメリカの金利が決定されます。
ちなみにマネックス証券の経済指標カレンダーでは、「FRB政策金利」と書かれていますのでお間違えのないように。(FOMCとは書かれていません。)
為替相場は金利の動向に大きく左右されますので、FOMCの結果は必ずチェックしましょう。
基本的に金利が高い通貨は買われ、低い通貨を売られます。
なので例えばドル円のトレードをする際は、ドルの金利が上がればロング、下がればショートといった具合にエントリーすればOK。
FRBの政策金利が発表された後に、結果に応じて相場についていけば大きな流れに沿ったトレードができます。
ニュースを読む
経済指標は定期的に発表されますのでその都度チェックしていけばいいですが、世界経済は日々変化します。
経済指標以外にも為替変動に影響を与えるファンダメンタルズがいろいろありますので、そのあたりもチェックしていきましょう。
こういった変化を見逃さないためには、日々のニュースを読むことが大切です。
ニュースはとにかく毎日読むこと。
分からなくても全然問題ないので、とりあえず目を通す習慣をつけましょう。
よく出てくるワードや分からないワードについてはググりながら読んだほうがいいですね。
毎日読んでいると徐々にポイントが分かってきますので。
理解できるようになったら、そのニュースに対してマーケットがどう反応するかを考えてみましょう。
間違っててもいいので自分なりの答えを出すことが大切です。
ちなみにニュースに書いてあるからと言ってコメンテーターの意見を鵜呑みにしても、結果を出すことはできません。
彼らは投資のプロですが、それでも全然アテにならないです。
みんな言うことがそれぞれでどれを信用すればいいのかも全く分かりません。
なので自分の頭で考え、自分なりに答えを出すことが重要です。
というわけでここでは、2つのニュースサイトをご紹介します。
- ブルームバーグ
- ロイター
上記のとおり。
どちらも無料で読むことができます。
ちゃんと読めば、世界のニュースをタイムリーに入手できますのでこの2つのサイトはブックマークしておきましょう。
ブルームバーグ
ブルームバーグは世界中の投資家に最も多く読まれている記事です。
「マーケットサマリー・外国為替」というトピックがありますのでこのあたりを中心に読んでいくとOKです。
全ての記事を読む必要はありません。
FXに関連するところだけをピックアップして読んできましょう。
ロイター
ロイターも世界中の多くの投資家に読まれている記事です。
読み方とはしては、「ニュース一覧」というところに時系列で見出しがならんでいますので、そこから重要なニュースをピックアップして読みましょう。
やみくもに読んでいっても時間のムダですので、記事は絞って読んでいくことが大切です。
「為替」「金利」「ドル円」など、関連するワードが見出しに書いてあれば読むみたいな感じですね。
まとめ
FXのファンダメンタルズ分析について解説してきました。
ファンダメンタルズ分析はちょっとめんどくさいかもしれませんが、そのめんどくさいことやるからこそ周りと差をつけることができます。
FXはゼロサムゲームです。
一握りの勝者になるためには、何より情報が必要です。
質の高い情報を得て、相場を先読みできればあなたの収益も徐々に積み上がっていきます。
勝率を上げるためにも経済指標やニュースを読んで、戦闘力を上げていきましょう。
というわけで今回はこの辺で。