どうもTOSHIです。
本記事では2022年8月5日に発表された米雇用統計について解説をします。
今回の米雇用統計の結果を受けて、ドル円は大きく上昇しました。
というわけで、
- ドル円はなぜ上昇したのか?
- 今後ドル円はどうなっていくのか?
このあたりについて解説していきます。
FXでドル円のトレードをやっている方はぜひ参考にしてみてください。
それでは早速いきましょう。
2022年8月5日米雇用統計の結果
2022年8月5日、米雇用統計の結果は以下のとおりでした。
予想 | 結果 | |
---|---|---|
非農業部門雇用者数 | 249千人 | 528千人 |
失業率 | 3.6% | 3.5% |
はい。
非農業部門雇用者数は予想を大く上回り、失業率については50年ぶりの水準という結果に。
アメリカ経済にとっては、ポジティブサプライズとなりました。
アメリカの利上げ
アメリカは6月、7月と2ヶ月連続で政策金利を0.75%ずつ引き上げてきました。
異常なほどのインフレにより、市場はリセッション(景気後退)が始まっているとの見方が強まっていました。
実際、アメリカの賃金上昇がインフレに追いついておらず、生活が苦しくなっているという情報もあり、いよいよ来たかと。。。
FRBも景気後退がくれば、年末にかけて利上げのペースを落としていくという方針を示していたところでした。
ところが、ここに来て状況が一変。
雇用統計の結果を見てみると、
みたいな。
バイデン大統領が言っていたとおり、まだ景気後退までには至っていないという方向性も見えてきました。
ドル円の値動き
雇用統計の結果を受けてドル円は一気に上昇。
朝方は132円後半だったのが135円まで爆上げ。
この日1日で200pipsも上昇しました。
理由はポジティブサプライズによって米国金利の上昇が期待されたためです。
通貨と金利の関係
教科書どおりにいくと、金利が上がればその国の通貨は買われる傾向にあります。
なぜなら単純にその通貨をもっているだけで金利がもらえるからです。
今回の雇用統計の結果で、
ということが分かりました。
もちろん、雇用統計は1つの指標に過ぎないのでこれを鵜呑みにすることはできませんが。
とはいえ結果が良かったのは事実ですので、アメリカは今後さらなる利上げをしていく可能性も出てきました。
ということで、
✅ 景気がよくなる → 金利が上がる → 通貨が買われる
このような連鎖が起こるわけです。
今後のドル円の動き
今後のドル円について展望していきたいと思います。
その後、反落していくと考えています。
ちなみに僕は現在ドル円ロング中です。133円で買いました。
やはり、今年中はドル円が急落する可能性は低いと考えます。
一旦今の高値を抜いた後、もみあって下がってくるんじゃないですかね。
やはりこれだけインフレが加速すれば、そのうち消費が追いつかなくなってくるタイミングはくると思います。
とはいえ、まだ早いかなと。
年明けぐらいになると本格的な景気後退が始まり、ドルが売られ始めるかなと思いますね。
最後に
それではまとめに入ります。
- 2022年8月5日米雇用統計はポジティブサプライズとなった
- 雇用統計の結果を受けてドル円は一気に上昇した
- 上昇した理由は金利のさらなる引き上げの可能性が出てきたため
- 今後ドル円は140円を抜いた後に反落すると予測
以上です。
毎月1回、第1金曜日に発表されるアメリカ雇用統計。
超重要指標ですので、今後も逃さずチェックしていきましょう。
それでは今回はこの辺で。